『ルーフィス&ディアンシリーズ』


第1話 『噓つきな姫君』

没落したエリルアド小王の姫君メイヴェは、侵略者トゥルベク家によって軟禁生活を強いられていた。ある日、突然見張りが姿を消したため、館から脱出し、旅人をだましてお金を奪い、町を出て行く計画を立てる。


しかし、つかまえた旅人は、魔物を連れて旅する善人だった。メイヴェは二人と一緒に、トゥルベク家の住む城へ盗みに出かけるが――。


講談社にて『裏切りへの贈り物』として出版したものを、電子出版をするにあたって、『嘘つきな姫君』に改題しました。内容も加筆・訂正しています。

第2話 『懺悔の城』

南部キゴールの町では人が失踪するという。この町を訪れたルーフィスとディアンは、宿屋<青い鷹亭>でさらわれそうになり、危機一髪逃げ出した。失踪した娘を捜している青年フィアキル、<青い鷹亭>を調べようとしていた傭兵コルガと共に、ルーフィスは町を調べ始めるが―。―人さらいの目的は何か? 黒幕は何者か?

第3話 『七日間の家族』

ルーフィスとディアンが宿泊した部屋で、凶賊顔の男が暴漢に襲われた女を助ける。わけありな女を遠い町トージに送り届けるため、二人は彼らとともに旅をすることに。そしてディアンは、この旅を最後にルーフィスと別れることを決意していた――。シリーズ第3話、未発表作登場。

第4話 『王都の幻影』

吸血魔から人間に戻る方法を訊くために、王都にいるシーヴァルを訪ねることにしたルーフィスとディアン。しかし旅の途中、二人のあとをつける人影が……。さらに、助けた食い逃げ犯にも、尾行者の影がちらついていた。そして王都に着いた二人を待っていたのは? 新しい展開の第4話。

第5話 『記憶の澱』

町の外の森で、ルーフィスは釣りをしている黒髪の少年に出会った。やがて二人は一緒に釣りをして遊ぶようになるが、悲しい別れが待っていた――。ディアンが人間だった頃の、出会い編。ディアンはなぜ吸血魔になったのか? ルーフィスの罪とは? 火事とは? 誓約とは? すべての過去が明らかになる第5話。

第6話 『さまよう殺し屋』

人間に戻って、ルーフィスを連れ戻すために、殺し屋を始めたディアン。イリスの情報を探るマクルガ。シーヴァルを捕まえようとするエオラス。そして、ディアンに復讐するために、王都に入ったイリス。     それぞれの思惑が交錯し、やがて対決の時を迎える――。